文学館ライブ 詩の朗読会~藤田文江「夜の聲」【申込終了】

文学館ライブ 詩の朗読会~藤田文江「夜の聲」【申込終了】

イベント 開催日:2020年09月27日

かごしま近代文学館では、常設展示室を舞台に、展示作家や鹿児島ゆかりの文学作品を、朗読や音楽、アート、パフォーマンスなどとのコラボレーションで紹介する文学館ライブを定期的におこなっています。

今回は、9月29日に112回目の生誕日を迎える鹿児島ゆかりの詩人・藤田文江の詩集『夜の聲』の朗読をおこないます。

日 時 2020(令和2)年9月27日(日)14:00~
出 演 浜本 麗歌(朗読家、日本朗読協会認定講師)

塩屋 祐典(ピアニスト、ギタリスト)

会 場 かごしま近代文学館常設展示室1階 本のひろば
入場料 常設展示観覧料(大人300円、小・中学生150円)※年間パスポートも可
定 員 20名(先着・要申込)
申込み 電話(099-226-7771)/メール(kinmeru@k-kb.or.jp)申込終了

藤田文江(Fumie Fujita)

詩人。1908年9月29日、父の任地の大島郡名瀬村伊津部で生まれる。台湾で育ち、鹿児島に戻り、第二高等女学校を経て、鹿児島女子師範学校を卒業。勝目小学校に赴任するものの、病弱のため教職を退き、詩誌「南方楽園」の同人となる。1928年、鹿児島女子師範専攻科にすすむ。1929年、専攻科卒業。新屋敷つる子主宰の女性だけの詩誌「くれなゐ」同人。「くれなゐ」第4号で脱退。 詩誌「松籟」を創刊。1930年、宮崎孝政編集の「詩神」に掲載の詩で新人推薦をうける。1931年、詩誌「鬣」の同人となる。1932年、「鬣」終刊。詩誌「茉莉」へ詩を寄稿。1933年、万国婦人博覧会に応募の詩「日本女性を讃ふる歌」が一等入選、信時潔作曲でコロンビアからレコード化される。「昭和鹿児島の紫式部」と地元紙は讃えたが、同年4月、腹部の激痛に見舞われ、同日24歳で急死。没後、出版準備中であった第1詩集『夜の聲』が刊行された。

 

出演者紹介

浜本 麗歌(Reika Hamamoto)

鹿児島大学法文学部卒業後、MBC南日本放送でイベントディレクターとして6年勤務後、2001 年にフリーの司会者に転身。イベント・披露宴・式典の司会者として2,000件以上の実績を持つ。高校時代より朗読を始め、(社)日本朗読協会主催「第2回朗読だいすきコンクール」全国大会1位。「国民文化祭 志エッセイ朗読コンテスト」エッセイ部門 2部門で入賞。2016年に(社)日本朗読協会 認定講師となり、朗読家、朗読講師、朗読テキストCDナレーション、学校での音読指導や講演、朗読会・朗読ラジオ番組企画等、朗読の普及活動を続けている。また「おんがくおはなしユニット」として、リトミックを取り入れた独自の朗読&音楽パフォーマンスを企画し、イベント出演や保育園訪問など幅広く活動している。

 

塩屋 祐典(Hironori Sioya)

幼少よりピアノ、高校時代よりギターを弾き始める。ピアノを東郷和子氏に師事。西南学院高校を卒業後、渡米。Berklee College of Musicへギターで留学。在学中事故により左手の半分・薬指、小指が麻痺状態となり、一時音楽活動を中断。それを機に、作曲・編曲科に転向して古典から現代音楽までを研究し、コンピューターを駆使してのオーケストラアレンジ等楽曲製作を始める。2004年帰郷後、リハビリを行いながら子供たちの指導をする傍ら、作曲、編曲を中心にCMソングの作曲やレコーディング、楽曲作成などを手掛ける。2007年からは演奏活動も再開し、ジャズ・クラシック・ホップスまで様々な音楽活動を行い多くのミュージシャンと共演。2013年には第38回鹿児島市春の新人賞を受賞。同年かごしま県民交流センターにてソロ・リサイタルを開催し成功をおさめる。鹿児島の老舗シャンソニエ、ソワレ・ド・パリ(2019年閉店)レギュラーピアニスト。また、福祉作業所タンポポにて、知的精神障害者の利用者を対象にバンド演奏の指導にも力を入れている。

 

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