恋した詩人・黒田三郎ー詩集『ひとりの女に』ー

恋した詩人・黒田三郎ー詩集『ひとりの女に』ー

展覧会 開催日:2019年02月20日 - 2019年05月20日

恋した詩人・黒田三郎―詩集『ひとりの女に』―

かごしま近代文学館常設展示作家の詩人・黒田三郎は、2019年2月26日で生誕100年を迎えます。

黒田は、3歳から20歳までを両親の故郷である鹿児島で過ごしました。中学校時代から詩作をはじめ、第七高等学校時代には北園克衛が主宰する詩誌「VOU」に参加し、詩人としての道のりを歩みはじめます。戦後は、田村隆一、鮎川信夫らと雑誌「荒地」を創刊し、戦後詩の形成に多大な影響を与えました。

1946(昭和21)年12月、日本放送協会(NHK)に入局した黒田は、そこで一人の女性と出会います。彼女の名は、多菊光子。二人は愛し合い、さまざまな障壁を乗り越えて、1949(昭和24)年6月に結婚しました。

二人が結ばれるまでの1948(昭和23)年冬から1949(昭和24)年春にかけて、黒田は光子に捧げた詩を綴ります。1954(昭和29)年、この詩をまとめた黒田の初めての詩集『ひとりの女に』が昭森社から刊行されました。ひとりの愛する女性にあてた『ひとりの女に』は、詩壇の芥川賞ともいわれる第5回H氏賞を受賞し、戦後における最もすぐれた恋愛詩集とも呼ばれています。

本展では、黒田と光子の愛の軌跡を、二人が交わした往復書簡や当時の日記、黒田が愛する女性へ捧げた詩とともに辿ります。

会 期 2019年2月20日(水)~5月20日(月) ※予定
会 場 かごしま近代文学館常設展示室2階
観覧料 大人300円、小中学生150円

                            黒田三郎『ひとりの女に』 1954年 昭森社